異端科学を楽しむ

3.異端科学各論

(1)進化論関係

ウイルス進化説

進化の原因は、ウイルスが感染することにより、寄主のDNAにウイルス起源のDNA(他の種からウイルスに組み込まれたものを含む)が組み込まれ、遺伝的形質が変化するとする説。ウイルス進化説に従えば、多数の固体に同じウイルスが感染することにより、中間形(ミッシングリンク)を経ることなく、遺伝的に異なる集団が短期間で生まれる。ウイルスの感染によるDNAの移転は確認されているが、感染による進化は確認されていない。中原英臣と佐川峻が提唱し、論文、啓蒙書がある。

水生類人猿説(アクア説)

人類は、初期段階で、海辺で生活していた時期があり、これに適応するため、直立二足歩行が可能となったとする説。水中では浮力の助けで直立二足歩行を獲得しやすく、直立二足歩行を行うと海に入っても顔だけ水上に上に出せて、有利である。直立歩行以外に、体毛が薄くなり皮下脂肪が厚くなったもの海辺での生活への適応として説明される。化石上の証拠はない。

ルイセンコ理論

獲得形質の遺伝により進化を説明する説で、種内での競争を否定する。ルイセンコ理論を発展させたネオ・ルイセンコ理論では、突然変異、自然淘汰、獲得形質の遺伝で進化を説明する。獲得形質の遺伝を説明するため、未知のラマルク因子の存在を仮定する。

SARSウイルス地球外起源説

SARS(重症急性呼吸器症候群)のウイルスは、隕石とともに地球外からもたらされたという説。医学専門雑誌に論文が掲載された模様。

パンスペルミア仮説

地球の最初の生命は、隕石等によって、地球外から運ばれてきたとする説。地球の誕生から初期生命の発生までの時間が短すぎること、隕石には有機物が含まれていることが多いこと、原始大気は酸化的であり有機物の合成には向かない点を根拠とする。地球外において、どのように発生したかは、説明されていない。

ピルトダウン人

1908年にイギリスで発見された化石。大きな脳と類人猿に似たあごを持ち、類人猿とネアンデルタール人(当時発見されていた唯一の化石人類)を結ぶミッシングリンクとして注目された。その後発見された化石人類とのつながりがなく、疑問視されたが、後に現生人類の頭蓋骨とオラウータンのあごの骨を基にした捏造化石であったことが判明した。

創造説(創造科学)

人類は、絶対神によって創造されたものであり、他の生物から進化したものではないとする説。進化論を否定する。主に、聖書を絶対視するキリスト教徒により唱えられている。地球の歴史も、聖書の記述に基づき、数千年とする場合もある。この場合は、通常の地質学も否定することになる。一部には、神による創造は否定するが、進化はなかったとする主張もある。

アメリカの一部の州では、公教育で進化論を教えることを禁止する法律があったが、1967年にアーカンソー州の反進化論法を違憲とする判決が確定し、この種の法律は廃止された。その後、アーカンソー州とルイジアナ州で、公教育で進化論と創造科学を同じ時間だけ教える法律が制定されたが、これも1987年に違憲判決が確定し、この種の法律も廃止された。でも、時々、創造説と進化論の教育に関する話題が報じられます。そういう国なんです。

サウジアラビヤ等のイスラム諸国においても、進化論はタブーです。なんと、ポケモンも進化論を示唆しているという理由で、禁止されています。進化論以外に、ボケモンゲームが賭博に利用されている、イスラム以外の宗教のシンボルが描かれているという理由もあるようです。ここまでくると・・・

さて、創造説とは直接関係ありませんが、聖母マリア処女受胎したと聖書に書かれているため、マリアはバージンであったと真剣に信じている人もいるようです。当然、当時は人工授精といった技術はありません。精液をに挿入しようと思っても、処女膜が邪魔する。スポイトのような便利な道具は、多分なかったでしょう。

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